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東西冷戦

東西冷戦の真っただ中の1961年、米国の中央情報機関がいかにして隣国キューバに対処しようとしていたかが、一諜報員の生活を具体的に描くことにより、スクリーンの画面で表出されているところが、グッド・シェパードの見どころと言えましょう。またデニーロの2作目の監督作品という点、マットディモン、アンジェリーナジョリーの夫婦役もみどころです。米国の情報機関の成り立ち、変遷の物語で、アクションも少なく、静かに進行しています。

グッド・シェパードでは、ディモン扮するエドワードは今様のワーカホリックで異常なほど仕事中心で、家庭を留守にし、結果夫婦仲もうまくいきません。その添え物的奥さんをアンジェリーナ・ジョリーが扮しています。しかし彼女はその役をうまくこなして、演技の枠を広げたと言えましょう。ピッグス湾事件の失敗は二重スパイのせいと判断したエドワードが、ある日とんでもない写真を見せられます。それは自分の息子と黒人女性が愛し合う姿でした。そこからさらに物語は発展します。.

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